第197章副学部長になることは不可能ではない

「ねえシャーロット、デイジーの具合はどうなの?」

手術室から聞こえてきたその声に、誰もが振り返った。

ジェームズでさえ、一瞬の躊躇いの後、前へと歩み出た。

「どういう状況だ?」

ジェームズの口調は冷淡で、どこか突き放すようだった。

ノーラは彼をちらりと見やり、少し口ごもったが、結局何も言わなかった。

スティーブンとエルシーも歩み寄り、その瞳には不安と希望が入り混じっていた。

シャーロットが彼らの問いに答えるよりも早く、彼女の背後から声が上がった。

「フォスター先生、素晴らしい腕前ですね。ぜひ当院に来ていただけませんか」

「ええ、フォスター先生。来ていただけるなら、すぐに外科部...

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